美味しい梨 ほんだ梨園 大田原市佐久山

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【 12月頃から1月末 】
冬になると、ここ大田原市佐久山でも時々雪が降ります
こんな雪の日は作業も出来ませんが、この時期は大切な枝の剪定作業の真っ最中でもあり、
雪が解ければ毎日、北風に吹かれながら梨園に通っています
その理由は、剪定作業はこれからの梨の出来具合を左右するとても大切な仕事だからなんです
梨の枝たちと相談しながら楽しみながら作業してます
剪定は12月頃から1月いっぱいまで毎日続けられます
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【 1月下旬~3月 】
北風で震えるこの頃から、春風が暖かく感じる時期までは枝の誘引作業となります
誘引とは、剪定で残して立っている枝を棚に縛りつける作業です
一本一本ひねったりねじったりして、無理やりに棚に縛りつけますが、
この後、梨の花や実を棚一面にならすので、これも大事でもあり楽しみな作業となります
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【 4月初旬 】
「ほんだ梨園」でも梨の開花がはじまります
何故か、収穫が一番遅い”にっこり”が一番先に咲き出します
次に”かおり→豊水→幸水”と順に咲いていきます
このように、花が咲き出す順番が収穫とはまったく逆になっているんです |
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【 4月中旬 】
梨の花も4月半ばを過ぎた今、満開になりつつあります
でも残念なことに、実際咲かせるのはこのうちの半分くらい 不要な花はこの時点で整理してしまいます
何故って?
昨年の貯蔵養分で花が咲く梨は、あまり数が多いと木への負担が大きくなるので、
余分な花は咲かないようにするしかありません
私の梨園では、花の受粉をミツバチさんにお願いしています
働きもののミツバチさんは朝早くからせっせと忙しく飛び回っています
本当に、文句も言わず暗くなるまで一日中、花粉を花から花へと・・・ ただただ感謝・感謝!
「幸水」は満開から120日くらいで収穫をむかえます
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【 5月初旬 】
ゴールデンウィークを過ぎたころにはやがて、小さな「梨の実」がそろって可愛い顔を出します
それでも、そこから”摘果”といって、せっかく出来た「梨の実」を一割くらいになるまで整理してしまうんです
ちょっと可愛そうですが・・・
だからこそ、結実した「梨の実」は、落とされた実の分まで頑張って成長し、「美味しい大きな梨」になります
こんな風に毎年、大事に育て上げてます!!!
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【 5月下旬 】
この時期、摘果作業の追い込みで忙しい「ほんだ梨園」です
花の満開から一か月、梨の実は好天にも助けられ、順調に成長し1cmを超えるくらいになります
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【 6月下旬 】
この時期は梅雨ではありますが、二回目の摘果作業が終わる頃となります
梨の大きさもゴルフボールくらいとなります
収穫まであと二か月、とても楽しみとなってきます
※ 摘果とは5~8個くらいついている実の中から良いものを選んでひとつにする大切な作業です
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【 8月始め 】
いよいよ収穫の8月、梨が一日1ミリ程度育つ時期であり、目に見えてぐんぐんと大きくなっていく時期でも
ありますので、毎日、梨畑に行くのが楽しみです
またこの時期は収穫前の最後の摘果と同時に、不要な枝を落として、来年の梨の花が良く咲くようにとの準備も
しています
あと2週間くらい、いよいよ収穫がはじまる時期です
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【 8月下旬 】
”幸水”が順調に大きく育ち、お盆(8月13日~16日)を過ぎると、だんだん色づいて黄色が強くなり、
おいしく食べごろの実となり収穫です
収穫は梨の色づきをみながら、ひとつひとつ丁寧にもいでヘタを取り収穫カゴに入れていきます
そして、大きさごとにパックに選別し、皆様の元へと届けられます
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【 9月初旬 】
”幸水”はこのころ終了となってきます
が、そのあとの出番を待っていたように”豊水”は艶の良い実に色づき輝く収穫の時期となってきます
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【10月初旬 】
梨も後半に入り、主力の「幸水/豊水」梨は完売となります
これからはそれぞれが個性的な「かおり/あきづき/きらり梨」が最盛期となってきます
なお、最近では種類の異なる梨を入れた『梨詰め合わせ』も人気です
楽しみも増すひと箱です
これからは梨畑に残っているのはにっこり梨だけになります
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